見えるようになった

マタイ福音書20章29~34    「エリコの町」(20:29) は、エルサレムまで一日の距離です。 エルサレムを目前にして緊張感が高まるなか、二人の盲人が 「主よ、ダビデの子よ、わたしたちを憐れんでください」[…]

何が望みか

マタイ福音書20章17~28   「人の子は、祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。 彼らは死刑を宣告して、異邦人に引き渡す。」(20:18~19) 再び受難が予告されます。 「異邦人に引き渡され、十字架につ[…]

先にいる者が後になる

マタイ福音書19章27~20章16    「ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。」(20:1) この主人は、9時頃、12時頃、3時頃と何度も出かけて行きます。 普通は、朝一[…]

いったい誰が救われるというのか

マタイ福音書19章16~30   「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました。」(19:27) ペトロは胸を張って言います。 この言葉を聞いて、主イエスは何と言われたでしょう。 「わたしの[…]

まだ何か欠けていますか

マタイ福音書19章13~22 「永遠の命を得るには、どんな善いことをすればよいのでしょうか。」(19:16) この問いは、ルカ10章にも出て来ます。 その答えは、マタイ19章とルカ10章で、前半は違うのですが後半は同じで[…]

神が結び合わせてくださったもの

マタイ福音書19章1~12      この箇所は、離婚を禁ずる教えとされてきましたが、それは適切ではありません。 主イエスはここで、何を語ろうとされたのでしょうか。 「人が独りでいるのは良くない。」([…]

莫大な借金を帳消しにされた者

マタイ福音書18章21~35   「一万タラントン借金している家来が、王の前に連れて来られた。」(18:24) 1タラントンは6000日分の賃金です。 1年に300日働くとして20年分です。 1万タラントンはそ[…]

わたしもその中にいる

マタイ福音書18章15~20   「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい」(18:15) これは、問題を円満に解決するための、当然の配慮のように思えます。 しかし、「忠告する[…]

迷い出た一匹の羊

マタイ福音書18章10~14   「一匹が迷い出たとすれば」(18:12) 「迷い出る」は受身形です。 誰かに排除されて群れの外へ追いやられた、誘惑によって外へおびき出された、という言い方です。 これは、18章[…]

誰がいちばん偉いか

マタイ福音書18章1~9 「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」(18:1) マタイ福音書は、「神」を「天」に言い換えて語ります。 「天の国」は、「神の国」の言い換えです。 「神の国」とは、神の支配、神の力[…]