つまずかせないように

マタイ福音書17章22~27 「あなたたちの先生は神殿税を納めないのか」(17:24) 毎年1回、20歳以上の男子は、銀半シェケルの神殿税を納めることとされていました。 銀半シェケルは、2日分の賃金にあたります。 畑でと[…]

からし種ひと粒ほどの信仰

マタイ福音書17章14~23   「お弟子たちのところに連れて来ましたが、治すことができませんでした。」(17:16) と父親が訴えます。 「治す」は、「癒す」とも訳される言葉で、セラペウオーというギリシア語で[…]

光り輝く雲を貫く声

マタイ福音書17章1~13   「『これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け』という声が雲の中から聞こえた。」(17:5) これは、 「あなたはメシア、生ける神の子です」(16:16) というペト[…]

まことの命を得る

マタイ福音書16章24~28     十字架刑は、ローマへの反逆に対する、この上なく残忍な処刑方法です。 あえて致命傷を与えず、何日も苦しんだ末に内臓が圧迫されて呼吸困難になり、ついに絶命する。 さら[…]

苦しみを受けて殺される

マタイ福音書16章21~23   ペトロは、ダビデの再来としての栄光のメシアを期待していました。 しかし主イエスは、 「必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に[…]

イエスとは何者か

マタイ福音書16章13~20   「あなたはメシア、生ける神の子です」(16:16) 原文の「クリストゥス」が、「メシア」と翻訳されています。 「メシア」はヘブライ語で、「油注がれた者」です。 サウロやダビデは[…]

ヨナのしるし

マタイ福音書16章1~12   ヨナは、「ニネベに行って、悔い改めを呼びかけよ」という主の言葉を聞きます。 ニネベは、憎い敵アッシリアの都です。 そんなことは死んでも嫌だと思ったヨナは、船に乗り込みます。 する[…]

パンは幾つあるか

マタイ福音書15章29~39   「群衆がかわいそうだ。」(15:32) 「かわいそうだ」は、「深く憐れむ」(スプランクニゾマイ)、はらわたが震えるほど気の毒に思うという言葉です。 三つのたとえ話に出て来ます。[…]

隔ての壁を取り壊す

マタイ福音書15章21~28     今日の舞台は、ガリラヤではありません。 マルコ福音書の並行記事では、 「女はギリシア人でシリア・フェニキアの生まれであった」(マルコ7:26) とされています。ギ[…]

人を汚すもの、生かすもの

マタイ福音書15章1~20     食事の前に手を洗うのは、別に悪い習慣ではありません。 しかしユダヤでは、宗教的な清めの掟でした。 食べ物を汚れた手のままで食べると、汚れが体に入る。 だから、念入り[…]